読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【思い出し58年】 父のウソで死にかけた 前編

皆様ご存知だと思うが、

ウルトラQ」という番組から日本中が怪獣ブームになったわけです。

わしが小1の頃かな。

その第一話が「ゴメスを倒せ」で、

ラストは、ゴメスを倒したリトラもまた死んでしまうんですが、

その後に石坂浩二のナレーションで、

「東海弾丸道路のトンネルを抜けるとリトラの墓が立っています」

みたいなのが入ったわけです。

わしは一緒に観てた父親に、「ほんとにリトラの墓があるん?」

と聞いたら、父親はきっぱりと、

「ある。有名だ」と答えたわけです。

それ以来、いつかはリトラの墓を見に行くんだ、と固く思いながら、

続く「ウルトラマン」とか「ウルトラセブン」とか観ながら、

「東京は怪獣やら宇宙人やらが沢山現れて、ええとこじゃのお」

などと思っていたんですが、

忘れもしない小3の時。

ウルトラマン」の再放送を観ていた時に、

いきなり脳みその回路がぐるぐるとつながる感覚があって、

「コレはウソだ! 全部、作り話だ!」 と気づいたわけです。

ものすごい喪失感みたいなのがあって、数日情緒不安定になりました。

小3くらいまで怪獣は虚構であると気が付かないのは、相当なアホです。

父親があまりにきっぱりと怪獣の存在を肯定したのが原因でしょうな。

えー、後編で死にかけます。

=つづく=