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「構造的忖度」と「構造的口利き」――「構造汚職」の深層

タイトルは水島朝穂教授(早大)の今朝のメルマガ「直言」です。

私は、25日の日記で都庁時代の経験の1つを書きました。私人が議員を介して行政官に自分の利益に関する要望を伝えることが頻繁に行われ国家や自治体を私物化している現実=水島先生がいう「構造的忖度」の一端として。

「国家の私物化」とは私たちの税金を政財官が自分の利益のために膨大に費消していることです。大企業に対する優遇税制・法人税引き下げ・労働規制緩和・民営化、特殊法人を含めた官僚の天下り先からの公的資金の大盤振る舞い、軍需産業への予算の増額、リニア新幹線、証券分離課税…。他方における預金金利ゼロ、非正規社員化…。

社会保障等に充てるべき巨額なおカネが私たちから特権層に逆流しています。格差は拡大してしまった、のではなく格差拡大政策の成果と見るべきでしょう。

これは政官の存在根拠として憲法15条が規定している「国民全体の奉仕者」に真っ向から背く政治と行政の「モラルハザード=国民・弱者を食い物にしていること」です。上がハザードを起こしていることは、企業や私たち私人間に影響し、モラルが後退しています。

1つの事で汚職をすると贈収賄罪に問われます。しかし、システムとして「構造的忖度」「楮的汚職」をすると額は天文学的な大きさなのに、処罰でなく「カネ、地位、尊敬」を受けます。

水島先生は、政財官の構造的な癒着を問題にしています。

しかし、司法も経験した私は、さらに「司法」「検察」も「官」の不可欠な一部として癒着している構造を見てきました。

なお、本件では籠池氏が鴻池議員から「カネないし商品券」を目の前に出されたことは贈賄申込罪に、財務省が国有地を値引きして売却したことは国家に損害を与えた背任罪に当たると思いますが、検察や警察は捜査に動いていないようです。本来、不偏不党のはずですが、今の政府・自公の下では動けないでしょう。

このままでは解明は尻すぼみになるかもしれません。

関係者、メディアに直接声を届けて、私たちの意見を彼らに可視化しましょう。

水島先生の本日のメルマガは本件を俯瞰し、視野が広く、深いと思います。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2017/0327.html

メルマガにも出てきますが、日本会議に連なる人たちが政府やその周辺を支配していることは看過できません。

外国にはこちらの方が異様に見えています。籠池氏の特派員協会での会見では日本の極右化の方にむしろ関心が集まったようです。