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散歩道の花

このところ山に出かける機会が少ないので、なかなかこれはという花に出会えないでいるが、日々歩いている散歩道と近くの里山で写した花を取敢えずUP

  

 ヒサカキの花。早春の山路で、人を狂喜にさせるような甘ったるい香りを振りまいて咲いている。神事に使うサカキに対し、ヒサカキは仏事に使われることが多く、榊ではないという事で非榊、否榊などとなったといわれ、また姫榊とも書かれる。地方によって様々な呼び名があるようだが、関西ではビシャコ、シャシャキなどと呼ばれる。

  

 ナガバノモミジイチゴ。 モミジに似た葉の先端がやや長く伸びていることからこの名があるが、関東以北では葉先が長くないモミジイチゴがあるが、分類学上はナガバノモミジイチゴが基準種で、モミジイチゴが変種として扱われている。梅雨の頃に黄色く熟する果実は甘くおいしい。

  

 ヤマウグイスカグラ。基準種ウグイスカグラには毛がなく、全体がつるんとしているが、本種は全体に産毛が目立ちビロード感があり区別される。名前の由来は、幹や茎にコルク質が発達して輪状についているので、そこでウグイスが神楽を踊るというイメージで名づけられたというのだが、このコルク質はわずか1cmにも満たず、とてもウグイスが止れる大きさではなく、いささか疑問である。果実は甘くおいしいというが、試食したことがない。

  

 写真左 ミツバアケビ。 小葉が3枚付くことからこの名がある。房状の小さな花が雄花、左右に大きく伸びているのが雌花で、両性花がついているが、自家受粉はしないので、他の雄花が必要で、遺伝子交換の巧みな仕組みなのだろう。ミツバアケビのまつわりついているヤマザクラの木には、早くも花が咲き始めています。本居宣長の歌「敷島の大和心をひと問はば朝日に匂ふ山桜花」はもちろんやまざくらのことで、桜守で有名な笹部新太郎翁は「染井吉野なんて桜じゃない」といったという。